選択肢は、生きるか、死ぬか。
20歳から21歳へ。
私は明日で生まれて21年になる。
ハタチの時は、20年も生きたんだ早いなぁなんて言ってたけど、気づいたらもう1年経ってた。
20歳になって1ヶ月後に与えられた私の選択肢は、"生きる" か 、"死ぬ" か、の究極な2択のカードだった。
思い通りには生きて過ごせなかった20歳。
人生でこれでもかってくらい泣いたし、一生分苦しんだと思っちゃうくらいの1年だった。
誰かに話したら、盛って話してるんじゃないかと信じて貰うことすら危ういくらいの1年。
与えられたカードが、生死の2択。しかも20歳で。なかなか信じてもらうには難しいのかもしれないと今でも思うが、これはノンフィクション。夢だったら良かったと何度も思ってはみたものの、正真正銘、私の生きた現実だった。
その世界は、ドキドキワクワクとは真逆。そんなもの1mmも存在しなかった。スリルしかなくて、生きるか死ぬか。まさにサバイバル。助け合いなんて言葉は存在しないし、自分のことで全員精一杯。自分を守るので精一杯だから、何もかも人のせい。そこへの罪悪感なんてきっと誰も感じてないんだろうなと思うくらい冷たい世界。氷河期なのかなってくらい冷え切ってる、そんな世界だった。想像してた20歳の生活なんてどこにもなくて、新社会人のちょっと厳しいけどワクワクもあるみたいな、そんなかわいい生活すら初日から存在せず。どこを切り取っても現実に目を背けることができない環境下で生き、地獄と天国の両者を見た20歳だった。
会社でいえば、まさに超ブラック企業と超ホワイト企業を渡り歩いたって感じ。まぁ、最終的にたどり着いた先が超ホワイト企業だったから、なんだかんだ幸せの着地点に立ち、呼吸が、息が、できるようになった20歳にはなったんだけどね。
なかなか経験できたことでもないと思う。だいたいしなくていいならしない方がいい。ドラマでしか存在しないと思ってた、超ブラック企業での生活は、私の人生最大の苦だった。本当にね、人は追い込まれると死を覚悟するのは嘘ではないということを身に染みて感じた。
でもね、その分たくさんの愛も感じたの。私の知らないところで、私の心配をしてくれてた人がいたことを後になって様々な場所で知ることになった20歳。
自分の言葉で現状を伝えた時に、実はね..とすごく心配してくれてたことを明かしてくれて抱きしめてくれた友達。
遠くの遠くに住んでるのにも関わらず、新幹線まで飛ばして会いに来てくれて隣にいてくれた友達。
自分は自分が思っている以上に人から愛されて大切にされているんだと自覚せずにはいられないくらい、本当にたくさんの愛を貰って、その愛で生きていた20歳だった。
21歳、とにかく今のお仕事を頑張りたい。たくさん迷いながらも20歳の私が見つけたこの道をまっすぐ歩いて、未来に続けたい。
20歳の私。生きててくれてありがとう。
たくさん泣いて、たくさん苦しんだ分、これからたくさん素敵な事が待ってるはずだから。
たくさんの愛を貰って助けてもらった20歳。
これからたくさんの愛を私も渡せるくらい素敵な女性に、大人になりたい。そして、恩返しができるくらいパワーのある大人になりたい。
本当にね、みんなの愛で生きてるの。いつもたくさんの愛を本当にありがとう。本当にね、みんなが大好きよ。いつもありがとう。
I turn a lot of love into power.
愛を込めて。
with love.
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